今回のお客さまは、ペルシャ・チンチラ という猫さんの くうくんです。
くうくんは、見てのとおり とても美男子さんで、フワフワな毛がとても気持よさそう。。。
腎臓病の持病があるそうで、現在週1回、病院通いをしていますが、とても元気な猫さんだそうです。

今回はくうくんの毛で、あみぐるみをお作りさせて頂きます。
ちょっぴり難しそうですが、がんばりますね。

 

くうくんの毛が届きました。

若干少な目でしたので、追加の毛も送って頂き、全体的に45g程あります。

この毛を使って、全身 毛ぐるみ風飾り毛のあみぐるみをお作りします。


くうくんの毛は思っていたよりも、とてもデリケートな毛です。
カーディングの際、毛を紡ぎやすいようにフワフワに梳かすのですが、長く柔らかい毛なので、優しくゆっくりと梳かさないと、梳かしている時に、毛が丸まってしまうような状態でした。
また、ネップ(ツブツブ)もありましたので、出来るだけネップも取り除きました。

紡ぐ際にも、握っている毛糸が除々に綿菓子を握るように固まってきてしまうので、梳かしながら紡ぎました。

そして、ようやく毛糸になりましたよ。

 

くうぐるみ完成です。
ほぼ全身毛ぐるみ風のあみぐるみとなりました。

my little dogでは、二番目の「猫ちゃんバージョン・毛ぐるみ風の飾り毛」の子となります。

お顔のグレーの部分は、くうくんの毛を少しだけ染めたものを使用しています。

今回は思った以上に難しい作業となりました。
くうくんの毛はとてもデリケートで繊細。
植毛も非常に困難でした。
実は途中、「毛ぐるみ風は無理かも・・・」と思ったこともあったのですが、途中で諦めるわけにもいかず、時間はかかりましたが、なんとか完成させることが出来ました。

出来上がったのはいいのですが、あみぐるみとなった今でも触ればすぐにもつれやすく・毛が固まりやすい状態ですので、あみぐるみの保管・お手入れもとても大変なものになるでしょう。

触って楽しんで頂くというよりも、飾って楽しんで頂いたほうが良いでしょう。。。

 

 

 

---猫ちゃんの毛ぐるみ風の飾り毛について---

※猫ちゃんの場合、とても毛がデリケートである為、毛ぐるみ風の飾り毛を作れるくらいの長さであっても、毛ぐるみ風飾り毛を施すことをやめておいたほうが良い、と判断させて頂く場合もございます。どうぞご理解くださいね。

2009.10.19