今回のお客さまは、ゴールデン・レトリバーのプリシラちゃんとうめ吉くん。
まずはプリシラちゃんからご紹介しますね。
プリシラちゃんは、とっても穏やかな子でまったくといっていいほど手のかからないとてもおりこうさんな子なんだそうです。
お写真を拝見してもとても美人さんです。

そして、うめ吉くんは若い頃はとても喧嘩っ早かったそうですが、ゴールデンらしい顔つきと体つきをしていたそうです。

そんなプリシラちゃんと、うめ吉くんですが、プリシラちゃんは11歳、うめ吉くんは昨年8月に13歳で天使になってしまいました。
今はふたりで仲良く天国で走り回っていることでしょう。
そんな素敵なふたりのあみぐるみを今回はお作りさせて頂きます。

 

こちらは、プリシラちゃんの毛です。
プリシラちゃんはカットの毛と抜け毛が少し。
ゴールデンさんの場合カットの毛が通常の毛よりも硬めになる為、どんな毛糸になるのかな〜と思い、サンプルを紡がして頂きましたが、なんとか毛糸になりましたので、あるだけの毛であみぐるみをお作りさせて頂くことになりました。

 

      

抜け毛 4g         カット毛25g

毛糸にはなるものの、毛の量が少ないので出来るだけ細めに紡いでみました。
カットの毛の場合、なかなか細く紡ぐことも困難なのですが、プリシラちゃんの場合毛の長さが長かったこともあり、なんとか小さなあみぐるみが出来るくらいの毛糸が紡げました。

 

左はカットの毛の毛糸  右は抜け毛の毛糸です。


そして、毛糸が出来上がり、あみぐるみもなんとか出来上がりました。
実は、ママさんにあみぐるみのご希望をお伺いしたところ、胸に毛ぐるみ風の飾り毛をおつけしたいとのことでしたので、最初の毛の量的に出来るだろうか?とも思ったのですが、どうしてもご希望を叶えてあげたいと思い、毛を節約しながら、なんとか胸に毛ぐるみ風の飾り毛をつけることが出来ました。

  

今回、ゴールデンさんのカット毛であみぐるみをお作りしたのははじめてですが、やはりどうしてもゴールデンさんのカット毛の場合は、毛糸が硬めになります。
ですので、あみぐるみさんも触った感じはとても硬めです。
形状記憶的な特徴もあり、例えば 毛糸と毛糸を結ぶと毛糸の硬さで、結び目が自然にほどけてきやすい、といった感じです。
紡ぎ心地としては、人間の髪の毛に近い感触、でした。

ちなみに、ほんの少しだけあった抜け毛で紡いだ毛糸は、両耳と尻尾に使用しました。
ですので、両耳と尻尾は抜け毛の触り心地です。

 

こちらは、うめ吉くんの毛になります。
うめ吉くんの毛は55gありましたが、50gを使用してあみぐるみをお作りすることにしました。

そして、こちらがうめ吉くんの毛の毛糸になります。
こちらは抜け毛ですので、いつものゴールデンさんの毛糸のように柔らかな毛糸となりました。

 

そして、うめ吉ぐるみが出来上がりました。
うめ吉くんは飾り毛がたっぷりでとてもフサフサでしたのでうめ吉ぐるみの胸にもたくさんの飾り毛をつけてみました。

  


 

2007.2.3